東京マラソン完走&自己ベスト更新
2月26日(日)、2度目の東京マラソンを完走。
2年前の2010年はなんだかわからないままに走り始めたが、今回は過去3度のフルマラソンの経験を活かし、練習からレース当日、レース中までプラン立てをして臨んだ。
実際、このプラン作りが面白く、それをこなすこと、セルフマネジメントを行い、当日楽しむまでがマラソンの醍醐味だと感じてる。
1.体調管理
乾燥の続くこの季節は、インフルエンザの流行、そして花粉症がやってくる。インフルエンザは予防接種をし、1月からマスクをするようにした。
でも、1月末に風邪をひく・・・ただ、まだ間に合う時期だった。
花粉症は伝わっている通り、今年はスギ花粉の飛散が少ないし遅れていた。これは単純にラッキーだ。
それ以外、サプリの摂取、深酒の回避など、まぁ、それなりにうまくいった。
加えて、カフェインコントロールは1週間前、カーボローディングは3日前、禁酒も3日前、OS1による水分摂取は金曜日の夜から。
2.脚作り
フルマラソンのための脚を作るために、少ない練習時間で最大の効果を得るため、僕が選んだのは、20キロペース走とビルドアップ走、それから足柄峠の峠走。
週末に20キロをレースペースで走り、週中で10キロのビルドアップを行う。
2週間前(風邪で一週間遅れた)には、足柄峠走。
1週間前には、下り坂だけのラン。これは、三宅坂をダッシュで10本降りた。
2月の練習の走行距離は・・・110キロ。1週間の練習時間は正味3時間。たぶん、大幅に少ないが、これで脚は出来たし、その自信があった。
3.寒さ対策
練習も本番もこれは気を使った。
練習では風邪予防。長時間走っていると汗が寒さに変わる。
当日はスタート前までゴミ袋をかぶり、レインパンツなる100円ショップで売っているビニールズボン。
そして、5個の使い捨てカイロを脚の付け根と膀胱近くに貼った。脚を冷やして稼働域が減ることと、トイレに行かなくてよいように。実際、スタート30分前に行って以来、ゴールまでいかなかった。
それから、ワセリンを脚、お腹に塗った。これも保温に役立った。
4.レースマネジメント
東京の起伏と現在の走力から、目標を定めペース表を作った。
1キロのラップと、5キロのラップで考えた。
前半は人の混雑の一方で、アドレナリンの噴出と下り坂を考慮し、5キロ24分。
中盤は少し落とし、24分半。最後の10キロは上り坂がやってくることと、脚の踏ん張りが落ちてくることを考え、24分45秒と計算。
当日は、そのペースを時計を見ながらトレースした。こういう時にガーミンは役立つ。
1キロ計算で行くと、キロ5分を超えないように考えていた。
これはなんとかクリアを続け、予定より速いペースでゴールをむかえることができた。
5.アクシデント
寒さのことばかり考えていて、ガーミンの準備を怠っていた。GPSをつかむ前に号砲。Dブロックからスタートラインまでの3分の間に起動し、難を逃れる・・・が、これがいろいろ問題を引き起こす。
まず、走るリズムを得るために、iPodを持って走ったが、スタート直後にフリーズしていることに気付いた。再起動をかけるにも走りながらではうまくいかず諦めた。42キロすべて音楽を聴くつもりはなかったが、少し苦しい時には欲しかった。
タイツの上に履く、ポケット付きのパンツのゴムの締めが弱かった。カイロも入って、走っていてずり落ちてくる・・・最初は原因がわからず、何度も上げ下げしている間に、携帯電話を落とした。後ろのランナーに落としましたよ、と言われ、10mほど戻った・・・
そうこうしているうちに、タイツの紐まで緩んできてしまった。
で、iPodのためにつけていたその日全く役に立っていないヘッドフォンのコードが絡まり、腰に着けていたポーチも緩み・・・最後はちょっと走っては直し、また直しの連続だった。
6.レースそのもの
スタート位置はDブロック。3時間25分を申告タイムにしていたので、ほぼ妥当な位置からのスタート。
25キロ過ぎまでは体調もスピードも順調。25キロを過ぎてからハムストリングスの張りを感じ始めた。少しスピードを落として走るものの、だめになりそうなイメージはない。
一方で、携帯電話を落としたのものこの辺り・・・拾いに戻った直後はふくらはぎに強い張りを感じた。幸い、ハムもふくらはぎも走っている間に張りを感じなくなった。
そうこうしているうちに、東京マラソンの最難関と言われる佃大橋がやってきた。
一瞬止まってストレッチをいれるか迷うが、ここもやりすごし坂を上る・・・あれ?短くなった?と錯覚するくらいで登りきる。峠走のおかげか、多少の抵抗を感じるが坂を登るのが苦にならない。
豊洲が見えてきたら、もう終わってしまうというレースに対する名残惜しさが出てきた。それだけ順調だったということか。
と、時計をみると第2目標の3時間25分切りの可能性を感じた。(第1目標は3時間30分切り)
ということで、ラストスパートをもくろむ。幸い脚は大丈夫、心肺も問題ない。問題は緩んだウエストポーチ・・・さぁ、いくぞと思ったが、それほど上がらないのは仕方ないか。
最後のストレートに入り、残り195メートル・・・やはり、8秒という課題を残してゴール。
あらためて、東京マラソンはランナーにとって最高の舞台だと感じた。
沿道の声援、整然とレースを進められる企画、そしてそれを実現してくれるボランティアの皆さん。
気持ちよく、楽しく走れました。ありがとうございます!
地点名 Point |
スプリット (ネットタイム) Split (Net Time) |
ラップ Lap |
通過時間 Time |
---|---|---|---|
5km | 00:27:07 (0:24:06) | 0:24:06 | 09:37:07 |
10km | 00:51:04 (0:48:03) | 0:23:57 | 10:01:04 |
15km | 01:14:56 (1:11:55) | 0:23:52 | 10:24:56 |
20km | 01:39:07 (1:36:06) | 0:24:11 | 10:49:07 |
25km | 02:03:25 (2:00:24) | 0:24:18 | 11:13:25 |
30km | 02:28:18 (2:25:17) | 0:24:53 | 11:38:18 |
35km | 02:53:13 (2:50:12) | 0:24:55 | 12:03:13 |
40km | 03:17:39 (3:14:38) | 0:24:26 | 12:27:39 |
Finish | 03:28:09 (3:25:08) | 0:10:30 | 12:38:09 |